2/10/2011

People Tree 20周年おめでとう!

フェアートレードカンパニーのPeople Treeが今年20周年を迎え、今晩、その記念パーティーに行ってきたよ。その会の中で、お祝いスピーチを頼まれちゃったわけで。。。何を話そうか、思いをめぐらした結果、私からのラブレターを読むことにしたの♡
裏方で忙しくされていたスタッフの方にも「おめでとう!」を伝えたいので、ここで公開することにしました。
会場にはフェアートレードチョコレートによるチョコレート・ファウンテンが!しばらくその前を離れられなかったアタシ。。。



親愛なるPeople Treeへ

 20周年おめでとうございます。
私がファッションモデルとして仕事を始めたのも、20年前になります。
様々な商品のイメージとなってその商品を宣伝するのがモデルの仕事ですが、あるファッションショーのバックステージで、家が買えちゃうほど高価なコートを着せてもらって、気持ちが高ぶっていたところ、デザイナーさんから、「ひかるちゃん、このコート素敵でしょ?うさちゃん、何匹付いてると思う?」って質問されたんですね。
その時に、モデルとしての自分の責任とか、影響とか、一気にいろいろ考えさせられたんです。
そのことをきっかけに、私がモデルとしてその素敵な服を着ることで、自分が良い気持ちになるのと同時に、自分以外の存在にも良い影響があればいいなあと思うようになりました。
結局その素敵なコートには、うさちゃん、130匹が付いてたんですが。。

まあそんなことを考えてる矢先に、雑誌に掲載された私のライフスタイルやアイデアについての記事を読んで下さったPeople Treeのスタッフから、カタログのモデルとしての撮影依頼を頂いて、かれこれ10年近くのお付き合いをさせていただいています。それまでは、笑わない、クールなイメージが売りでしたが、People Treeとの撮影で、たくさんの笑顔ショットをリクエストしてもらい、より実物大の自分として、カメラの前に立てる機会をたくさん経験させて頂いています。

ここ数年はヨガのインストラクターをしていて、ヨガとは、いったい私はどんなものなの?という自己探求の勉強なんですが、自分を探っていくと、他人との関わりがスゴく見えて来るわけですね。他人がいるからこそ、それらと区別するために、自分という、いわゆるアイデンティティーが出てくる訳で。
そしてファッションは、その自分らしさを表現出来る、大切なツールの一つだと思うのです。他人によって作られた素敵なアクセサリーやワンピースをまとって、自分らしさを表現する。自分らしさを表現するにも、やっぱり他人の力を借りなくてはなりません。

People Tree は、まさにファッションや商品を通して、いかに私たちは他人や環境と関わっているのかを気づかせてくれる、健康的な企業のモデルだと思います。
これからも、最先端のクリエイティビティとオープンマインドなアイデアを世界中に発信し続けて下さい。
私も一緒に走り続けたいと思います。

愛を込めて
ひかるより