10/28/2009

やっぱり鼻はスゴい

今日のアユールヴェーダのクラスは鼻の健康法について勉強した。鼻は五感の一つ、嗅覚という匂いを嗅ぐ感覚器官としての役割を果たしているわけだが、それだけでなく、頭部全体の健康維持の鍵も握っているらしいのだ。古典書にだって「鼻は、頭への門である。」とまで書いてある。
そしてその頭部の健康維持、または滋養、病気の時の処方として、経鼻法(ナスヤ)というものがある。今日の授業では、起床後に毎日続けられるというプラティマルシャ・ナスヤの実践をした。片鼻にごま油を2滴ずつ滴下するものだ。残念ながら月経中のアタシは見学していた。始めの3日間は様々な処方はなるべく慎んで、ゆっくりした方がいいそう。
そういえば、ヨガでも鼻のメカニズムはいろいろ語られているよなあ。フィルタリング作用、加湿作用、温度調節に加え、呼吸によって酸素だけでなく、我々の生気のもとのプラーナ(生命エネルギー)を取り入れているとか。そして約90分ずつ片鼻で交互に呼吸をしているそう。右鼻からのプラーナの取り入れは太陽のエネルギーに、左鼻からのプラーナの取り入れは月のエネルギーに関係していて、この交互の呼吸が均等に行われている時こそ、我々の体と心のバランスが取れている時なのだそうだ。
ふ〜む、顔の正面ど真ん中に位置しているだけに、鼻はやっぱりスゴいのである。アヌローマ・ヴィローマ(片鼻調気法)、ネティー(鼻洗浄)に加え、ナスヤ(経鼻法)も取り入れてみよ〜っと。