4/14/2009

久しぶりの雨

朝から不思議な空模様。恵みの雨にしては気まぐれな感じ。さすがに、これだけ毎日お天気続きだと、今日の雨には文句は言えぬ。降ったれ〜降ったれ〜と応援さえしてあげたくなる。そして、このところ溜めてしまっていた友人からのメールの返信や、電話に時間を多く費した。
久しぶりに実家にも電話をした。父とは携帯メールのやりとりをちょくちょくしているが、母とは電話に限る。ベジタリアンの娘夫婦が帰省した時のためにと、Fisslerの圧力鍋を新調し、最近はマクロビにハマっているらしい。生パスタ、そば、おやき、なんでも自家製でこしらえているとのこと。味見担当の父も大絶賛!私もクシさんのマクロビの学校に半年通ったが、麺類を始めから作る所まではいかなかった。さすが主婦のプロフェッショナル。
もともと栄養士の資格を持つ母だから、子供の頃から食には様々な気づかいや工夫があった。小学校に上がるまでは、親戚やお友達にもらった色とりどりのお菓子は、匂いを嗅ぐだけでバイバイしなければなかなかったという苦行時代ありき。塩分控えめ、合成着色料、保存料、添加物、産地直送などのフレーズは、まだその漢字が書けないうちから、サウンドとして食事の時間に飛び交っていたし、ビタミンやミネラル、タンパク質、カルシウムなどの食品成分についての説明も、夕食の献立の説明と共に付け加えられていた。子供の私にとってはかなり苦行だったとしても、今になって大感謝である。
また大学に進学する前に一年宅浪生活を送らせてもらう条件として、せめてランチと夕食の手伝いをすること、というのがあった。その後、親元を離れて、東京でどうにか食べて行くための智慧の伝授だったのであろう。早めの花嫁修業ともいえる。
この春、あれからちょうど20年が経とうとしている。ゴールデンウィークには、更に腕をあげた母のレシピを教えてもらうのが待ち遠しい。