6/01/2011

ご心配おかけしまして。。。

月曜の朝起きたら、体中が痛くて、特に後頭部から首の後ろ、背中がヤバかった。う〜む、熱が出る前駆症状だなあ。。。午後になるにつれてどんどん寒気が増してきたので、夜のクラスの代講を頼んだ。そして火曜の朝のクラスも念のため代講をお願いした。両クラスに来ようと楽しみにされてた皆様、そして、情報がなくスタジオに来て頂いた方、ごめんなさい。いつもとはひと味ちがった、代講の先生のクラスを楽しんで頂けてたら良いな〜

この間の中間テストの範囲でもあった熱病、早速その前駆症状から始まり、診断、経緯、治療までをまさか自分の体での実験がこんなに早くもできるとは!
前駆症状を含め、その経緯をたどりながら、診断してみる。
体のあちらこちらに、いろいろな痛みがある、寒気がする、昼の終わりに悪化する、あごの硬直、心臓部の圧迫、口に渋い味を感じる、口や喉の乾燥、食欲不振、落ち込み、温かい物が好ましくなる、などなどの症状からヴァータ性の熱病だと判断。
また、倦怠感や不安感、重たい感じ、味覚不良、体の痛み、あくびという症状からも、ラサダートゥという、体を作る7つの構成要素のまず最初の要素に依存する熱だということ。
アーマが溜まってしまって、熱になっちゃったんだ。。。
そうなると、体力のある成人であるアタシは、絶食だ。

一般的には、風邪や熱が出たら、「美味しいものいっぱい食べて、栄養をつけて早く治してね!」ってな感じだが、アーユルヴェーダでは全く逆なのだ。食事がうまく消化されて体の構成要素に変化するか、または不要な物は老廃物として排泄などによって体外に出れば問題ないのだが、その食事が何らかの原因によって消化されずに、未消化物(アーマ)として体内に残ってしまうことによって起こる。特に熱病は、病の発生部位は胃だと言われていて、まずは、その溜まってしまったアーマをどうにかしない限りは、機能が低下してしまている消化器に食事を入れ続けては、病が悪化するだけ。まずは食事を入れるのを一時的にストップして、消化の火を正常に戻す作業、それが断食とお白湯なのだ。

月曜日はまる1日お白湯だけで過ごした。真夜中を過ぎる頃に、少しずつ発汗が始まる。痛みを伴うヴァータ性の熱病はかなり戦いがいがある。骨が曲がってしまうのではないかという痛み。頭も押しつぶされそうな痛み。奥歯までが痛んだ。というと、エライこっちゃ〜って思うかもしれないが、一番辛いのはほんの4〜5時間。そこを乗り切れば、あとは徐々に鎮静していった。そして明け方3時間程の深い眠りから覚めたあとは、体がスゴく軽くなっていた。
昨日の夕方からは、ラッキーなことにベッドルームのとなりにあるトイレに行くのがやっとだったのに、次の朝にはキッチンに行く気力も回復してたので、熱病に効く代表格の薬草、グドゥーチを飲む。昼に食欲も出て来たので、まずはお粥を少し食べて、夜もお粥。
今日からはいつもの食事を6分目くらい食べ始めた。軽くヨガの練習もした。
そして、夜のクラスも教えることができました〜

まだちょっと弱い感じはあるものの、ひとまず回復。自力で熱病を乗り越えると、病気の経過を本当に実感できるし、ご褒美に免疫力がもらえるしね。
身をもって勉強になりました!

ちなみに元気だった先週、シヴァナンダ東京センターでのオープンクラスは満員御礼で、次の日のワークショップも共に楽しんだよ。
今月は、6月23,24日に予定しているので、また詳細は後ほどお伝えしま〜す。