3/18/2009

女子高友

久しぶりに女子高時代の友達とランチをした。東京生活の方が実家での暮らしより長くなってしまった私にとって、彼女の存在はとても貴重だ。彼女は昔から、かかあ天下と空っ風で有名な、群馬女のカラッとした強烈なポジティブさと愛に満ち溢れている。文化祭や新入生歓迎会といった学校での諸行事の実行委員を常に共に務め、ヘビメタ系のバンドを一緒にやっていた仲でもある。いや〜彼女の歌うアンルイスは最高である!
とにもかくにも彼女は私の知っている限り、ダントツNo.1のstory tellerである。コミュニケーション大好きな私でさえも、完璧に聞き手にまわるほど、ネタの多いこと。ネタの合間に一服する時、「ひかるさん、最近どうなん?何してるん?(←これ群馬弁)」と急にふられても、頭が真っ白になって、まるで最近の私には何も起こらなかったとさえ感じてしまうほどだ。
しかし、今日の私は違った。暖かい春の陽射しを浴びた直後だったせいか、話題の方向が恋愛話に突入して行った時、久方ぶりに話題をふることができたのだ。それも。。。

私: 「ねえ、子供の時、仮面ライダーを見てたでしょ?」
友人:「あったりまえじゃん。大好きだったよ。」
私: 「仮面ライダーを彼氏にしたいという気持ちで見ていた?それとも、仮面ライダー自体に自分がなりたいと思って見ていた?」
友人:「首のまわりに布切れ巻いて、押し入れから飛び降りてたさ〜。そりゃあ、仮面ライダー自体になりたかったにきまるじゃん。」
私: 「やっぱり?一緒だ〜私も積み上げた布団の山から、毎晩飛び降りてたよ。。でもルパン三世は?ふじ子ちゃんになりたいと思ったでしょ?私は五右衛門になりたいと思ってたんだよね。。。」

なんでまた急にそんなことを聞きたくなったのか、未だにわからないが、前々から思っていた。ピンポンパンのお兄さん、西城秀樹、仮面ライダーetc...大好きなあこがれのヒーローはいつも男性で、そしてなぜか、その人自体になりたかったんだと。
しかし、そんな風変わりな私を、すっかり乙女にさせてくれたのは、テレビに出てくると子供ながらにメロメロなってしまった草刈正雄。そして上京の一つの目的は、旭道山と結婚することだったし、ショーン・コネリーの扮するジェームズ・ボンド、デンゼル・ワシントン(どの役でもいいの!)は極上である。

その後も彼女の日常ネタは続き、どのお笑い番組より遥かに面白く、何ヶ月先分までの笑い溜が出来るくらい笑わせてもらった。きっと明日は腹筋とあごが筋肉痛にまちがいない。。