3/28/2009

行きつけ

行きつけの〜というフレーズが好きだ。
去年の秋にとなり町に引っ越しをした。電車では1駅、自転車で4〜5分、歩いても15分程度の近さなのに、気がついてみると様々な行きつけの場所がすっかり変わっている。
商店街のど真ん中で、1階にはスーパーマーケットというビルの4階に住んでいたのもあって、駅までの道のりで、まずは隣に住む大家さんと天気の話をし、スーパーの店長にあいさつを、タバコ屋のおばちゃん、履物屋のおやじとといった順で一日が始まり、またはその逆の順で一日が終わっていた。その他にもパン屋の若夫婦、花屋のおねえさん、自然食品店のスタッフ、自宅以上に集中できるカフェ(溜め込んだメールの返信や、ワークショップの原稿作り等々、MacBookを持ち込んでは仕事をしていた)、その日の気分を伝えるとメニューに無いベジタリアンのパスタを作ってくれるレストラン。。。4年以上住んだあの町を思い起こすと、渋谷区でもしっかりとご近所に守られていたなあ、と温かい気持ちでいっぱいになる。

新しい町に越して来て半年になる。近所のオープンカフェは、私が顔を出すお昼前に店に座るお客さんはまばらで、バリスタはみんなフレンドリー。自然食品の店の店員も「いつもありがとうございます!」と、最近は笑顔で見送ってくれる。そしてなんと言っても、毎朝駅に向かう途中でこんな顔で見送ってくれる友達も出来た。
すこしずつ行きつけの場所が増えているこの頃である。