4/30/2009

叡智にふれる

気がついてみると、今週もう半分を過ぎていた。それもそのはず、私の最も敬愛するヨギ、Emil Wendel のワークショップに毎日参加しているからだ。初めて彼と出会ったのは2005年の春。クラスに足を踏み入れると、私の顔を一目見るなり驚きの表情で迎えてくれたのが印象的だ。クラスの終了後、彼の一人娘と私がとても似ていることを打ち明けてくれた。それ以来、私にとっての素晴らしい師であり、一年に一度会える父となったのであった。
毎年この時期に来日し、1週間〜2週間の滞在をし、Pranayama(呼吸法)のワークショップを続けている。そして5年目の今年。今回は異例の5夜連続、哲学の講座に参加している。数千年分もの複雑に入り組んだインド、ヨガの歴史、哲学、思想、文化、宗派などが、彼のそのなんとも言えない的確かつ美しい言葉の表現によって説明される。彼自身のSadana(精神的プラクティス)からの実体験を含め、偏りのない調査、研究を重ねた功績を存分にシェアしていく、この賢人の間近で過ごす至福の時。これから一年の展望をぼんやりと思いめぐらす時期でもある。これまたうれしい。。。